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COMPANY 01

社会福祉法人正仁会

職員と地域の不安を希望へ変え、「希望ある社会への一翼を担う法人」へ

医療・福祉高齢者福祉ウェルビーイング女性活躍DX・リスキリング地域との連携
COMPANY PROFILE

企業概要

法人名
社会福祉法人正仁会
事業分野
特別養護老人ホームなどの高齢者福祉事業
コンセプト
健幸まるごと応援団

企業インタビュー

人的資本経営に込めた想いと、実践から生まれた変化を伺いました。

01

事業目標

ビジョンと直面する経営課題の明確化

御社が今後ビジネスとして一番達成したい目標と、そこに向かう上での課題を教えてください。

当法人は2040年を見据え、職員や地域住民の皆様が抱える将来への不安を解消し、「希望ある社会への一翼を担う法人」となることを目標に掲げています。特別養護老人ホームなどの高齢者福祉事業に注力し、医療と介護が切れ目なく連携した「優しい自立支援サポート」を提供していきたいと考えています。 しかし、その目標を達成する上では「介護人材の確保」という大きな壁があります。実は当法人も、創業4年目には離職率が26.6%にまで達した苦い過去がありました。この教訓から逃げず、職員が健康で働きやすい環境を整え、組織を活性化させることが、私たちが常に乗り越えるべき経営テーマとなっています。

02

基本方針

事業課題の解決に向けた人材戦略

その課題を解決するために、どのような人材戦略(基本方針)を立てられたのでしょうか?

世の中の変化を予測し、先見性を持って対応できる「豊かな人間性を兼ね備えた人財」を育成する環境が必要だと考えました。多様な職員が心身ともに健やかな状態で働き、成長することではじめて、組織の成長という好循環が生まれるからです。 この方針は、私たちが掲げる「健幸まるごと応援団」というコンセプトに強く結びついています。地域住民、職員、その家族など、関わるすべての人を「まるごと」幸せにするという使命が、人材を「資本」と捉える私たちの人的資本経営の根幹です。年齢や経験を問わず、「優しい思いやり」を持ち、地域と共に成長できる方を増やしていきたいと考えています。

03

重点取組領域

基本方針を形にする具体的な施策

基本方針を形にするため、具体的にどのような施策に力を入れていますか?

「知識と技術の研鑽」「豊かな人間性の向上」「地域とのパートナーシップ構築」「女性活躍の推進」の4本柱に重点を置いています。年間60回以上の内部研修や、全職員を対象としたキャリアコンサルティング面談、介護DXやリスキリングの推進などに投資しています。 自社ならではのユニークな取り組みとしては、「NLC(ニノミヤラーニングカレッジ)ポイント制度」があります。研修や地域貢献活動に参加するとポイントが貯まり、自己啓発や書籍代に使える仕組みです。また、食品ロスを削減し生活困窮者を支援する「フードバンク事業」など、地域社会への貢献にも力を入れています。 現場では、リスキリングで学んだ知識を活かして自ら業務効率化アプリを作る職員が現れたり、デジタル化によって生まれた時間を「利用者さんとの対話やケア」に充てられるようになったりと、嬉しい変化が起きています。

04

変化・効果

取り組みが生み出した定量・定性の成果

これまでの取り組みで、どのような良い変化が現れていますか?

ネガティブな課題から逃げずに環境整備に向き合い続けた結果、創業時26.6%だった離職率は、直近3年間の平均で6.5%、2025年度には5.5%へと大幅に改善しました。また、女性の育休復帰後就業継続率は100%を達成し、エンゲージメントの総合スコアも3.9点(5点満点)と高い水準をマークしています。 数字面だけでなく、介護DXツールの導入によって職員同士の情報共有がスムーズになり、心にゆとりを持って利用者様と向き合えるようになりました。こうした地道な歩みが、「魅力職場プラチナ認証」や「ユースエール認証」、「健康経営優良法人」といった外部からの評価にもつながっています。

05

未来と開示への想い

次なる挑戦と開示のスタンス

人的資本経営をさらに進化させるため、次にチャレンジしたいことは何ですか?

AI・デジタル分野の知識習得を経営戦略と位置づけ、「データ活用期」への移行にチャレンジします。質の高いケア記録を蓄積してAI支援の精度を高め、職員の専門的な思考力と判断力を磨くことで、より高度な「自律支援ケア」の実現を目指します。 また、今回あえて高い離職率といった過去の課題を隠さずに開示したのには理由があります。課題にどう立ち向かい、改善してきたかという「軌跡」を示すことで、当法人の誠実な姿勢や成長力を皆様に知っていただきたいと思ったからです。

06

会社のアピール

未来の仲間へ向けたメッセージ

最後に、これから御社で働きたいと考えている方々へメッセージをお願いします。

「誰ひとり取り残さない」というSDGsの精神に共感し、優しい思いやりを持って人と接することができる仲間をお待ちしています。 入社後は、充実した研修やポイント制度などを活用して介護・医療の専門スキルを磨くことができます。また、専門職にとどまらず、介護DXの推進リーダーやフードバンク等を通じた地域貢献の担い手など、多角的な視点を持って生涯成長し続けられるキャリアを描けます。 正仁会はこれからも、人材を「資本」としてその価値を最大限に引き出し、地域から最も選ばれる持続可能な法人へと進化し続けることをお約束します。

審査委員会による主な評価ポイント

  1. 01

    社会的使命と連動した明快なコンセプト

    地域・利用者・職員全体を巻き込んだ「健幸まるごと応援団」という理念が明示され、法人の社会的使命と人的資本経営が高いレベルで融合している点が評価されました。

  2. 02

    実課題を起点とした改善ストーリーの開示

    過去の離職率の高さや人材不足といった経営課題を隠さずに提示し、それに対する施策の実行と改善成果が、納得感のあるストーリーとして整理されています。

  3. 03

    自社独自のユニークな人事制度の構築

    研修内容が具体的にイメージできるだけでなく、知識習得に応じてポイントを付与する独自の仕組み(NLCポイント制度)など、他社に類を見ない制度を取り入れています。

  4. 04

    デジタル化(DX)と人材育成の一体的な推進

    介護DXやリスキリングといったデジタル化に向けた積極的な取り組みを単独で終わらせず、人材育成の施策としっかりと連動させて展開しています。

  5. 05

    対話を促進する充実した定量データの提示

    エンゲージメントや人的資本ROI等の客観的な定量データが豊富に開示されており、外部のステークホルダー(金融機関等)が事業課題や地域性の両面から対話を行いやすい、完成度の高い構成となっています。

人的資本経営レポート抜粋

レポート画像の支給後に差し替えるため、現在は掲載予定ページを仮配置しています。

P.2

理事長メッセージ(健幸まるごと応援団)

P.5

法人の課題

P.11

エンゲージメントサーベイ

P.24

知識と技術の研鑽(NLCポイント付与制度)

P.26

デジタルと専門性の融合による人材育成